ユーロが強すぎる感があるが、これはもちろん欧州で事業展開している日系企業には、収益上有利に働くだろう。
自動車メーカーの中でその恩恵を受ける比率が高いのはマツダさんだろう。
欧州へ出張するととりわけドイツでのマツダさんの人気が結構高いことに驚く。
彼らにとって、マツダさんの印象は
「割安なのに故障が少なく、買っても損をしない」
といったところだろうか。
ちょっと前の話になるが、BMWがZ3を開発した理由の一つが、マツダさんのロードスターがドイツで非常に売れて、ツーシーターでミッドシップというコンセプトが車を運転を楽しくする要素になりえることを証明していたからと言われている。
最近のマツダさんの車のデザインを見ても、欧州市場をかなり意識している感が伺える。
逆にユーロに対して円高に振れると、マツダさんは苦しくなるわけだが、日銀の政策金利据え置きの発表を考えれば、少なくとも今期は、マツダさんにとっては安定した収益が見込める状況が続くのではないだろうか。株式投資先としても意外に有望銘柄
最近、広島の自動車部品メーカーとの取引も増えて、現地に出向くことも多くなった。彼らは、好調なマツダさんの影響もあり、投資意欲が旺盛な会社も多い。
だが、彼らの好調さは、なにもマツダによるところばかりではない。FORDからマークフィールズ氏(現FORD北米事業部社長)が派遣される前のマツダさんは、収益の悪化に伴い、自身のリストラだけではなく、広島県下の部品メーカーの絞込みも行った。あの時代、倒産に追い込まれた部品メーカーも少なくなかったが、マツダ以外の自動車メーカーと取引を増やすための活路を見出した会社もあった。
もはや彼らはマツダにのみ頼ることはなくなり、より収益は安定している。
こうした広島県下の自動車部品メーカーがより切磋琢磨したことで、技術力を向上させたり、より幅広い取引先の拡大によりリスク分散できていることも、結果としてマツダさん向けの自動車部品の性能向上や品質向上につながっている部分もかなり大きいのではないだろうか。
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