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ここ最近、報道各社が地球温暖化などの環境問題や環境対策について報じている記事が目立つ。
そうした中、一昨日の19日に、三菱自動車さんが、次世代ディーゼルエンジンを、当初計画より1年前倒しの2009年初めから、京都工場で生産開始し、欧州向けモデルに搭載して市場投入すると発表を行った。
三菱自動車さんにとって、欧州市場は非常に重要。現在、ダイムラークライスラーさんやフォルクスワーゲンさんからディーゼルエンジンを調達、自社の車に搭載して欧州で販売している。
今後の三菱自動車さんのターボ・ディーゼル開発において非常に心強いのは、三菱重工業さんからの強力なサポートだ。
なぜならば.....
三菱重工さんは、すでに長年に渡り、ターボチャージャーの製造販売に多くの実績があり、ターボチャージャーの市場では世界で3番目の規模に達している。’06年秋に行った三菱重工さんの発表によると、神奈川県相模原市の工場において、自動車用小型ターボチャージャーの生産ラインを増強し近い将来、年間400万台を越えると思われる該社の製品需要に対応し、世界2位のポジションを目指すという。
これは本当に心強い。今後のクリーン・ディーゼル・エンジンの開発においては、より高い性能を持つターボチャージャーは欠かせないからだ。
ターボチャージャーの昔のイメージからすると、パワーは得られるものの、燃料を無駄に使うだけという先入観が、素人の私にはあった。しかし、自動車技術に関する各資料を当たってみて、今のターボは、ただ単にパワーを得るためというよりも、エンジンに噴射された燃料を無駄なく効率的に使い尽くすために手助けするという大きな役割があることを、少しは理解できた。
特に、三菱自動車さんの販売戦略上、非常に重要な欧州市場では、現行の排ガス規制であるEURO4から、さらにNOxやPMの排出レベルが厳しくなるEURO5がやがて施行される。よって、三菱自動車さんにとってEURO5をパスすることはマストであり、そういう意味でも三菱重工さんと共同開発できることは大いにプラス材料の筈である。
三菱自動車さんは、将来の環境対策として、電気自動車の開発なども発表しているが、中期的な環境対策として、当面開発資金は次世代ディーゼル開発へ主に配分するべきではないかと思う。
今からトヨタさんやホンダさんのハイブリッド車開発に追いつこうとすると、あのリコール問題の後遺症が、完全に抜けたとは言い切れない三菱自動車さんとしては、少ない投資でより効率的に市場で効果が得られる可能性を考えると、ハイブリッド開発という選択肢は、現時点では、選びにくいであろう。
それならば、特に欧州市場で販売を伸ばしている三菱自動車さんとしては、まずターボ・ディーゼル・エンジンの開発を進め、目処がついて段階から、今度はターボ・ディーゼルとバッテリーを合わせるハイブリッドのコンセプトを将来検討してもよいのではないか、と素人の私は思う。
是非、三菱重工業さんと共に、他社のディーゼルエンジンを凌ぐ環境性能を実現してもらいたい。
この開発が順調に進んで、販売量、売上高、営業利益などが上向けば、株価にも大いにプラス材料となろう。
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