2008年11月17日
不況でも先を見据える日本の自動車技術
日本が世界の環境車の技術で世界をリードしていることが間違いないだろう。
各メディアの報道でも明らかなように、今世界の自動車業界は、今年度の業績見通しを大幅に下方修正している。
流石のトヨタも大幅減益が伝えられている。しかし、トヨタショックといっても、今年度の連結ベースの営業利益は1兆円を下回るが、依然として6千億円は確保されると報道されている。
私は、普段の仕事で、2〜5年先に実現を目指す新しい自動車部品技術開発を行っている客先のエンジニアの皆さんと会うことが多い。
直近では、苦しいように思えるが、エンジニアの皆さんからは開発コストを大幅に削られたという話はまだあまり出てこない。
一口に部品といっても、コモディティ化した部品を生産している皆さんは確かに苦しいのかもしれない。しかし、先進技術を重視する技術力の高い自動車部品メーカーは、逞しく生き残っていくと思う。それが、最終的には日本の自動車としての力強さにつながっていくと思う。
今ビック3は、いよいよ資金繰りが苦しくなって、米政府に支援を求めているが、少々考えが甘いのではないかと思う。目先の利益重視で、中長期的な視点でお金のかかる開発を行わなかった大きなツケがいまきていると私は思う。
トヨタがハイブリット車には、賛否両論色々あるが、プリウスの販売台数に対抗できるハイブリット車を持っている自動車メーカーが他にあるだろうか?
ハイブリット車市場で、突出した売上をあげているトヨタが、ハイブリット車の開発を始めたのが、まだ石油枯渇説など世間には全くなかった高度成長期の真っ只中であったことは忘れてはならない。いつか石油燃料が枯渇するときがくる。そのベースにたった30年以上も前からの開発が、いま花開きつつあることは忘れてはならない。この事実を前にして、資本主義の権化であるあのアメリカの巨大企業が、潰れるから資金を貸してくれというのはおかしいのではないだろうか。
今年、GMの研究本部(デトロイト)で、設計部隊の皆さんと会う機会があった。
今日の日経にも述べられていたが、短期的なつけ焼刃的な資金援助だけで、GMが蘇って再びトヨタと互角に戦えるようになれるかどうかは、非常に疑問だ。
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